タッチイズラブ®ジーンズは、働くあなたを応援します。

 
子供の頃、料理の仕出しや宴会が行われる、まちの割烹旅館で育ちました。
 
朝早くから市場について行き、ご飯は調理場にあるテーブルで済ませ、下ごしらえや盛り付けを手伝い、 皿を洗いお膳を拭き、箸袋に箸を詰めたりしていました。
 
酒や醤油や塩の加減、器の置き方や掛物、お客さまや従業員の方への心構え。
まだ幼かった自分に全てを教えてくれたのは、大好きな祖母でした。
 
そして祖母のエプロンは、いつも魚の鱗が付いていたり、油や煮物の匂いがしたりしていました。
母も祖父も、そうだった。
 
あるときそんな祖母が、普段は着ない、綺麗な割烹着を着ていたことがあります。「いつもそんな、綺麗な格好でいたら良いのに」。
子供心に、強く思いました。
 
そんな家で、育ちました。
 
僕は「一生懸命働く人」へのかっこいい仕事着を、作りたかった。ずっと。
それが僕の、ものづくりの原点でした。
そう気付いたのは、ブランドを立ち上げてから随分と経った、ごく最近のことです。
 
だから僕のジーンズは、前掛けの紐を締めるように、腰と下腹で穿き、 調理場で着ていても、立ったりしゃがんだり動いたりが苦にならない、疲れない着圧で、 汚れても、繰り返し洗えて、ジーンズだからもちろんアイロンがけはいらない、仕事着です。
 
生地は備後絣（びんごかすり）・藍染で古くから有名な、広島県福山市産です。
だから和の世界と、大変相性がいいのです。
お店に立ち、白い調理着の下に穿いていただいたときに、お客様から見えても恥ずかしくなく、 お店や料理に、相応しくあるように。
 
そんな思いで、素材はもちろん、形やデザインにも、 僕のリーバイス時代からこれまでの、経験や知識の全てを込めて、制作しています。
 
タッチイズラブ®ジーンズを穿く皆さんが、僕の長年の夢を叶えてくれていることに、感謝をこめて。
 

写真はタッチイズラブジーンズを長年愛用下さり、料理長として大変ご活躍のお客様です。